メニュー

仮面夫婦~それでも離婚をしないワケ~ - Salon de Femmes(サロンドファム)|横浜市の恋愛・夫婦・不倫・離婚・性など男女問題をカウンセリング相談

サロンコラム・お知らせ一覧

男女問題に関するコラムをキーワードで検索します。
例) 「結婚」「離婚」「不倫」 等

仮面夫婦~それでも離婚をしないワケ~

カテゴリ: 夫婦間コラム 公開日:2019年12月24日(火)

 

■子供のために離婚をしないという詭弁

 

1/ 片親のない子供にしたくないから離婚しない

 

2/ 子供が辛い思いをするから離婚しない

 

 

 

子供がいる夫婦が離婚を考え出した時
1/2/の理由で離婚を思い留まったのだと
子供を理由にするケースが散見されます。

 

 

 

確かに「子はかすがい」という名言もある通り
一時の感情で離婚が頭をかすめても
時間を置いて冷静に考えてみて
子供が理由の「一つ」になる場合があるでしょう。

 

 

 

例えばお互いが何ですれ違ったのかを
客観的にみて考えることで
自分にも反省すべき点が見つかったり
相手の主張を理解しようと議論し合い
「夫婦の関係を」見直してみたならば
子供を「きっかけに」離婚を思い留まる例は
充分意味がある好例と言えます。

 

 

 

しかし子供を理由に離婚を思い留まるものの
そこから夫婦の齟齬について見直したり
腹を割って議論し合うこともなく
向き合う努力から目を背けてしまい
そこから発生するストレスを理由にして
パートナーに対しての背反行為に向かう例もあります。

 

 

 

子供のためともっともな理由をつけるも
本音で向き合うことから逃げているだけの
単なる自己保身である例が殆どであり
何の体もなさない悪例と言えるでしょう。

 

 

 

子供のために離婚をしないのだと
周囲に吹聴出来るレベルにまで
夫婦関係が悪化している場合
残念ながら前述した悪例に当てはまります。

 

 

 

パートナーの背反行為に気が付いたとしても
見ないようにして気が付かないフリを決め込み
法律婚という自身の居場所を守ることに固執し
形骸化した夫婦という形態に依存するのです。

 

 

 

そんな形骸化した夫婦関係において
当然本当の自分は存在しません。

 

 

 

形骸化した夫婦関係が続く限り
自身の心に嘘をつき続けながら
自身を誤魔化したまま生活をすることになります。

 

 

 

しかし自身に嘘をつきながらの生活など
そう長くは続くものではありません
必ず限界に達する時が来るでしょう。

 

 

 

その時に自身に余力がどれだけあるのか
限界点を越してしまってから気が付いても
時すでに遅しと人生を諦める例も多くあるのです。

 

 

 

■離婚自体が面倒(大変)だから離婚しない

 

3/ 離婚は養育費や財産分与を決めるのが面倒だ

 

4/ 親権養育権や面会権などで揉めるのが嫌

 

5/ 現在の人生から180度変えること自体がストレス

 

 

 

これは夫婦の保身からくるものですが
本人の社会的な部分にも
少なからず影響を及ぼすことでもあるでしょう。

 

 

 

たかが離婚条件されど離婚条件であることは確かです。

 

 

 

日本で離婚を選択する場合
特に子の親権監護権に於いては
母が優先される傾向にあり
夫の権利は認められ難いというのが

残念ながら日本の現状です。

 

 

 

法律を介在させて離婚の取り決めをする場合
決着がつくまでの婚姻費用や養育費など
男性の生活状況が著しく悪化するほどの
高額な金額を求められてしまい
会社を退職せざるを得ない状況に追い込まれる例も。

 

 

 

また昨今では養育費が支払われず
母子家庭の生活が困窮してしまう事例が
ネットでクローズアップされています。

 

 

 

養育費や財産分与などを取り決める離婚調停や
決定した養育費を取り立てるための強制執行など
法的な手続きにたどり着けない女性も多く存在します。

 

 

 

一度共有とした持ち家などを処分する場合
オーバーローンで負債が残っていたりすると
その負債をどうするのかという現実問題に直面し
離婚へ舵を切れないという状況もあるでしょう。

 

 

 

ただこれらの諸条件は

進め方や交渉の方法があるのですが
現実的な問題に行き当たってしまうと
つい面倒から回避する方向を

模索してしまう事例が散見されます。

 

 

 

しかしそうして自身に

ごもっともな理由をつけて
本心や本音を飲み込んだとしても
人間にはいつか必ず限界がやってくるのです。

 

 

 

所詮人間であり完璧な人はいませんから
我慢や自身への偽りは長く続かないのです。

 

 

 

遂に限界点へ達してしまったときに
現実は更に解消困難になり
難解な問題へと発展してしまうのです。

 

 

 

■誰かのためではなくまず自分のために

 

パートナーが不倫を繰り返している
夫婦として関係が冷え切っている
顔を合わせたら喧嘩ばかりの夫婦
家庭内別居状態の夫婦

このような夫婦はもう既に
夫婦としての関係は終焉しています。

 

 

 

一昔前ならば夫婦が離婚をすると
母子家庭は経済的にも社会的にも
一般的に日陰で悲惨な生活に陥るという
差別的な見方をされていました。

 

 

 

だからこそ「離婚をしない」という
選択をせざるを得ない部分があったのでしょう。

 

 

 

しかし「離婚したら悲惨」という考え方は
既に過去のものではないでしょうか。

 

 

 

現在は社会福祉の体制が充実していることや
女性でも家族を養える仕事を持って
生活を賄っていくことが当たり前の
自立可能な世の中へ変わってきたからです。

 

 

 

ここで子供に及ぼす影響を紐解いてみましょう。

とある大学の教授と研究チームが
400名近い学生を対象にした調査をしました。

 

 

 

「両親の仲が良好」
「両親の仲が悪い」
「両親は既に離婚した」

 

 

 

それぞれの群に分けて

自己肯定感のレベルや
心身の不調や抑うつ傾向などの
相関関係の研究を行ったそうです。

 

 

 

その結果は実に興味深いものでした。

 

 

 

「両親の仲が悪い」のグループの学生が
一番心身の不調や抑うつ傾向が強く
「両親の仲が良好」
「両親は既に離婚した」では
心身の不調や抑うつ傾向は弱く
それぞれのグループの数に
大きな差異は見られないという結果だったのです。

 

 

 

これは何を意味しているのか
理由はお分かりではないかと思います。

 

 

 

■自身が精神的な未熟を抱えている

 

仮面夫婦は何故自分を偽ってでも
離婚をしないという選択を取ってしまうのか。

 

 

 

それは夫婦それぞれが
精神的未熟を抱えている
ということに尽きるのではないでしょうか。

 

 

 

精神心理学で
「マズローの五段階欲求説」なるものがあります。

 

 

 

1/ 生理的欲求=飢餓状態に於いて食料を得ることしか考えられない


2/ 安全欲求=生きていくための不安から生活のための金銭しか考えられない

 

3/ 承認欲求=自身が人から承認されること、素のままを受け入れられること

 

4/ 所属欲求=自身を自他共に認め、人に受け入れられたい

 

5/ 自己実現の欲求=自身が何故生を受けたのか、生きる道を探求したい

 

 

 

ここから紐解くと精神的未熟とは
「安全欲求」が満たされていないことと
「承認欲求」を考える段階にまで
進めていなかったと考えられるのです。

 

 

 

本人の生育歴の中で
家庭が安心安全な場所でなかった場合
安全欲求が生育歴の中で満たされないまま
欠損した状態で大人になってしまいます。

 

 

 

そのような状態で夫婦生活があったとしても
生育歴からの不安感覚は常に残っているために
常に安全欲求に固執してしまいがちなのです。

 

 

 

「~ために離婚しない」と考えてしまう裏には
自身が生育歴の家庭環境で受けた不安から
脱し切れていないのかもしれません。

 

 

 

更にそこから踏み込んで考えてみると
「離婚した」というのは
「離婚出来た」とも言えるのです。

 

 

 

自身が自立した精神を持ち
夫婦関係の再構築を試みてはみたけれど
やはりパートナーの問題が大きかった場合は
自分を誤魔化さずに離婚という選択肢を執る。

 

 

 

精神的に自立をした大人としての心と
社会的・経済的な自立を持っていること。

 

 

 

そのように完成された精神を持つ親の下で
安全に安定的に育てられた子供は
離婚しようが離婚をしまいが
精神的に安定し穏やかで且つ
きちんとした自立をすることが出来るのです。

 

 

 

前述した学生のメンタルに於ける調査研究で
「両親が既に離婚した」
「両親の仲が悪い」
の間には明らかに学生の抑うつ傾向の差がある
という統計的事実の裏側は
以下のように解釈出来るのではないでしょうか。

 

 

 

1/ 両親の仲が悪い=共依存的な親であり相手に期待をすることから喧嘩が多い=精神的な自立が確立されておらず離婚が出来ない

 

2/ 両親が既に離婚した=精神的な自立が確立されており、自らの意思で離婚出来た

 

 

 

このように「離婚する」「離婚しない」とは
夫婦それぞれの精神的成熟度が
密接に関係しているのではないかと考えられるのです。

 

 

 

■それでも離婚をしないワケ

 

「離婚する」という選択肢が前向きに考えられる
=経済的精神的に自立を果たしている

そのような夫婦が関係を客観的に考えた時に
「今は離婚を選択しない」という結論に至るのであれば
その選択肢は決して間違いではないと思います。

 

 

 

しかし夫婦の精神的な側面で
心の安全や安心を得られていない精神状態だったり
主に自身の生育歴に原因がある夫婦の場合。

 

 

 

深く考えてみると自分の中にはまだ
離婚をし自立して生活していく選択肢が
持てていないことに気が付くことでしょう。

 

 

 

精神的自立が完成されていないために
先の人生が怖くて進めないというのが本音であり

それはすなわち自己保身です。

 

 

 

故に家族に対して深く依存をしてしまい
良くも悪くも自身を滅して執着をすることで
家族を通して自己肯定感や安心を得ようとします。

 

 

 

家族のために尽くしているのだからと

自身の依存を自ら肯定化するのです。

 

 

 

故に自分の人生を自ら考えられなくなります。

 

 

 

自身の自立やメンタルに原因があるにも拘らず
理由を子供のためと転嫁することで
「子供のために離婚しない」と思い込むことは
大きな間違いであると言えるでしょう。

 

 

 

極端に分けるとすると
精神的に自立が完了している場合ならば
「子供のため」が本音であれば正解。

 

 

 

精神的に自立が完了していない場合ならば
本音は自身が依存から離れられないだけなのに
「子供のため」と転嫁しているだけなので不正解。

 

 

 

こう考えるとわかりやすいのではないかと思います。

 

 

 

■精神的な自立が果たせると再構築へ向かうことも

 

精神的な自立を目指せるようになると
相手にもよりますが夫婦関係が改善することもあります。

 

 

 

要するに
「離婚するか」「離婚しないか」
は結果論であり
心理学的見地から考えた場合
精神的自立より些細なことと言えます。

 

 

 

精神的な自立を果たして
その結果離婚を選択出来たのならば
それは夫婦にとっての最良な結論。

 

 

 

精神的な自立を果たして
その結果夫婦関係の再構築に向うのならば
それは夫婦にとっての最良な選択。

 

 

 

当サロンのカウンセラーは
単に結論を進めるのではなく
その前に夫婦それぞれの考え方や
それまでのエピソードを振り返りながら
精神的アプローチを基にした
個人カウンセリングを構築しております。

 

 

 

❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏
・横浜市中区
『男女諸問題カウンセリングサロン』
☆恋愛・結婚・不倫・離婚・DV・セックスレス等のお悩みは当サロンへ☆
★Salon de Femmes(サロンドファム)
代表サロンカウンセラー 祥子

http://www.salondefemmes.com
❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏